音響のスペシャリストが設計しています

 

 ピアノは、ヨーロッパの建築環境の中で育まれてきた楽器です。

 

 石積みと堅い材木で構成される床や壁面は、ピアノに美しい響きを、音楽に魂を与えました。残響時間の短い空間では、ピアノ本来の音の魅力は半減します。

 

 残響の短い空間で練習を続け、渡欧後、初めてピアノを弾いた教会で、その残響音の長さに戸惑い苦労されたというお話。これは決して珍しいことではありません。

 

 美しい響きをもった空間で演奏して、最終的にどのような音にして聴く人に送り届けるのか、余韻も含めてピアノの音を理解することがとても重要なのです。

 

 ただ弾くのではなく、しっかり聴きながら弾く。小さな発見を機会に、ピアノはいままで以上に生き生きと歌ってくれるでしょう。

 

 プロフェッツのレッスンルームは、ピアノ教室としては異例に長い残響時間を設定しています。また天井高を高く取り、部屋の寸法比を詳細に検討して定在波を抑え、不快な音が出ないように対策しています。その他にも、各壁面材質には、様々な種類や厚みの木材サンプルを製作、比較試聴のうえ、もっとも優れた音質のものを採用するなどして、最高の練習環境をご提供しております。目を閉じて鍵盤をそっと押さえると、まるでホールにいる時のような響きを体感できます。

 

 一週間に一度、研ぎ澄まされた空間で弾いてみませんか。きっとピアノの音色に、そして音楽に夢中になっていただけることでしょう。